店長の新垣です。ここでは、父が成型し、私が釉薬を施した「金獅子シーサー」を紹介します。
父と私の親子で手掛けたこの金獅子シーサーは、レキオス時代の琉球王国の繁栄と豪華さを現代に引き継ぎ、
そのロマンを体現した作品です。

レキオス時代、大航海の中心として琉球は東アジア、東南アジア間の交易の要所として繁栄しました。

琉球は中継貿易によって数多くの国々と関わりを持ち、その富と文化は王国全体に広がり、琉球を「レキオス」
として国際的に認識させました。その豊かさと冒険心は、このシーサーに込められており、古代の活気ある
華やかな時代の琉球を感じさせるような力強さを表現しています。

金ラスター釉薬で仕上げられたシーサーは、家庭に幸福と富をもたらし、艶やかな輝きで空間に華を添えてくれる
と思います。
特に黒いメタリック仕上げとのコントラストは金色を一層引き立て、マットな燻し金もまた味わい深い表情を演出します。
どちらも同じ釉薬を使用していますが、素地となる陶土が違うのと釉薬の施し方を変えています。

また、1240度の高温で焼き締められた作品は、その独特の音色でも楽しんでいただけます。

叩くと美しい響きが鳴り、シーサーの堅牢さと美しさを実感できるでしょう。
この作品は、ただのインテリアではなく、琉球の壮大な歴史と職人技が詰まった芸術品であり、長く愛される存在
となると思っています！

金獅子シーサーは、皆さんにこうした琉球の歴史的背景と職人技の深さを感じて頂けるように制作しました。

そしてもう一つ、現在の沖縄県は所得がとても低い県です。でも一方で幸福度ランキングでは、３年連続で１位
だったりします。
「豊かさ」や「幸福」とはなんでしょうか？経済も勿論大切ですが、物心両面、子や孫にも伝えたくなるような
心の荘厳。きらびやかな色よりも荘厳である事を表現してみました。

勿論！琉球王朝が華やいだ時代も好きではありますが、その美とは自我を落としてくれる。圧倒的な強さでもあります。またそれは、権力を維持する為の装置でもありますが、それは琉球の安寧を願っての事です。

ぜひ、そんな想いも託した金獅子シリーズ。気に入って頂けると嬉しいです。

魔除け金獅子「風神・雷神シーサー」（大）
作　新垣信一　３８５，０００円

燻し金獅子「正面シーサー」（大）　作　新垣信一
２０９，０００円

魔除け金獅子「屋根シーサー」（大）作　新垣信一
１３２，０００円

魔除け金獅子「正面シーサー」（大）　作　新垣信一
１４３，０００円

燻し金獅子「伏せシーサー」（大）　作　新垣信一
１７６，０００円

沖縄を知る・伝える・創造する！　しまんちゅ工房：沖縄県与那原町字上与那原３６４−１　電話/ＦＡＸ　098-946-3035　代表者　新垣　信人

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