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はいさい!しまんちゅ工房 店長の新垣と申します。早速ですが父の作品をご紹介いたします。 父の手が紡ぎ出す「金獅子」シリーズは、ただのシーサーではありません!それは、沖縄の守り神の精神を現代に息吹き込む、 また、この作品は父が成型し、私が釉薬を施している親子共同作品でもあります。 |
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この「金獅子」のペアは、レキオス時代の琉球王国の壮麗さを今に伝える作品です! 金ラスター釉薬で煌びやかに仕上げられたシーサーは、王朝が経験した繁栄の象徴であり、家庭に幸福と富をもたらす縁起の良い 見る者を圧倒するその存在感と、各角度から観察できる緻密な装飾は、父の技術の粋を集めたものです。 また、同じ釉薬をしようしてシーサーの胴体から足の部分は黒いメタリックに仕上げています。これで一層金が映えているように思います。 同じ金ラスター釉なのに、毛並みと胴体の違い。これが焼き物の奥深さと面白さ、そして難しさです。 この作品は1240度の高温で焼きしめました。叩くとカキーンと良い音が響きます。 |
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さらに!この作品は「風神・雷神」シリーズとなっています。 風神雷神図屏風は、日本の伝統や歴史に深く刻まれていて、俵屋宗達が描いた風神・雷神は、何世紀にも渡って私たちの魂に その歴史ある「風神・雷神」をコンセプトにして制作した父の作品なのですが、シーサーという守り神を崩さず風神様と この一点に置いて父が思慮しながら形にしました。 このディテールの背後には、風神・雷神の持つ無限の力と奥行きを感じさせる意識が込められています。 この作品が多くの人々に「傑作」と評価されるように、シリーズ化していきます。今回の作品はその第三弾となります。 |
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日本の古代から続く神話には、自然現象や四季の変わり目を司る多くの神々が登場します。 |
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また雷神は、日本の神話において、轟く雷鳴と共に天空を支配する力強い神として描かれています。 古来より、人々はその壮絶な力に恐れをながらも、豊かな作物を育む雨をもたらす恩恵に感謝を捧げてきました。 神社や寺院に祀られる雷神は、荒ぶる自然現象の制御者であり、農耕文化の保護者でもあります。 この神々しい存在は、不思議な力で人々の生活を守り、そして繁栄をもたらす象徴として、今もなお敬われ続けています。 一方、沖縄のシーサーは、沖縄独自の文化と結びつきながら今日まで進化してきました。 シーサーは邪気を払い、村や家を守る守護神として、屋根や門の上に飾られることが多く、沖縄の風物詩ともなっています。 シーサーの力強い姿や鋭い眼差しは、邪悪なものを寄せ付けず、安寧と繁栄をもたらすシンボルとして古くから信じられてきました。 今回、この二つの歴史と伝統を繋ぎ、父の手によって新たな守護神「風神・雷神シーサー」が誕生しました。 |
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風神の猛々しさと優雅さをシーサーに託して表現したいとの思いから、この渦巻き模様ならぬ鬣(たてがみ)を施しています。 |
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一方の雷神は、力強い雷鳴とともに天を駆ける姿で知られ、その壮大なエネルギーは古来より人々を畏敬させ、同時に土地を潤し また、左三つ巴は琉球王朝をきずいた尚家の家紋でもあります。レキオスを想起させるような良いデザインになったと思います! |
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■優雅さの極みと質感の至高 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
陶芸の世界においては稀な存在となる父のシーサーは、非凡な質感と優れた耐久性を兼ね備えています。 その秘密は、厳選された高品質の細目陶土と焼成の工程にあります! 通常、大きい作品には縮小率を考慮して粗目の陶土が使用されますが、父はその常識を打ち破り、細目陶土を選択しました。 また、大きなサイズのシーサーにおいては、縮小率による焼成のリスクが懸念されます。 この緻密な焼成工程により、シーサーは強度を増し、長い間ご使用いただけるほどの耐久性を備えています。 |
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■古代のパワー、魔除けのうずまき | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シーサーに施される「うずまき模様」実は獅子としての装飾もそうですが、「うずまき」じたいに魔除けの意味があるそうです。 色々と説はありますが、太陽や台風、天体、さらにはDNAの螺旋など「うずまき」が持つ神秘性に惹かれます。 また、沖縄という土地は毎年のように台風の影響をうけます。災害が多いこの国ですが逞しく、さらに「潔さ」を美として常に その象徴としてシーサーは文化として沖縄に定着し、多様な進化をとげ今もなお私達の篤い信仰の中に生き続けています。 |
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■シーサーの眼差し、父の闘志 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
父の作品を見るのが好きです。不安な時、シーサーの顔を見ると僕にも流れる父の強さが湧き上がります。 父は長い間の苦難や逆境を乗り越えてきた経験を持っています。その経験が作品に反映されており、それが強さや優しさとして 父がシーサーにこだわる理由は、「魔除け」としての役割にあります。皆さんが抱える悩みや困難を払拭し、守護してくれる存在 また、父の作品は、私たちが本来持っている強さや優しさを引き出してくれる守護神のような存在だと思います。 だからこそ、父の作品は多くの皆さんにとって心の支えとなり、感銘を与えるのだと思います。私もその一人です。 |
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■感謝に溢れる制作の夜 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
父は一本の線に自身の精神を集中させ、その一瞬一瞬を大切にしています。 特に夜の制作にこだわっています。夜は心の中に自身の弱さや葛藤が浮かび上がりやすい時間ですが、父はそれと闘いながら 夜の制作は父にとって重要なプロセスであり、自身の内なる弱さと向き合いながら、魔除け獅子としての力強さを引き出すための このような父の制作の姿勢や熱意は、作品にも反映されています。一つ一つの線に父の闘志と精神が込められており、 ただ最近は、自身の弱さという事よりも感謝に包まれる瞬間が多いそうです(^^) |
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細部に宿る父の信念が好きです。シンプルだけども、何度も何度も丹念に線を入れたり形を整えたり、父のモノ作りは遅いですが、 その遅さは守護神として魔除けとしての作品を制作しているのだという気迫と責任感だと思います。 その気迫と信念を感じて頂けたら嬉しいです。 |
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■父の名なき作品、永遠の存在 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
父の作品には、父の哲学観である「白毫」(びゃくごう)という神としての目覚めが最後の最後に宿ることで、獅子が荒ぶる獣から 父は自分の名前を作品に刻むことはありません。それは父の謙虚さという事よりも作品自体が守護神となることを信頼している |
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■伝説の職人との御縁 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
こんなに細かい造形を施す職人さんは限られています。細かい造形だと破損する可能性が高まるからですが、小さい頃から陶土 また、祖父が運営していた時期に、シーサー制作の伝説の島常賀さんに土を提供していたほど、父は土の性質を小さい頃から身に
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■後ろ姿に宿る父の誇りと信念 |
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後姿も素晴らしいです!息子の僕がいうと説得力にかけますが、日本一の魔よけ獅子だと思います。 また父は常に前向きであり、愚痴を聞いたことがありません。父は常に自身の信念に基づいて行動し、困難な状況に直面しても |
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■朝日に照らう金獅子 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
父が手掛けた「金獅子」は、朝日に輝く姿が息を呑むほどの美しさです。 金ラスター釉薬の特殊な成分が光に反応し、獅子たちを神秘的な輝きで包み込みます。屋外に設置すれば太陽の光で、 室内では適切な照明で、その独特な金の質感が際立ちます。 写真以上に実物は圧倒的な存在感を放ち、その場にいるだけで「おー!」と感嘆の声を上げずにはいられない、 そんな力強い美を持っています。釉薬を施した私が言うのも可笑しいですが最高の金です!(^^) これも12代つづく草葉善兵衛商店さんのお蔭様です!1805年創業「株式会社 草葉善兵衛商店」 |
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父の作品への想いと制作姿勢もぜひ、読んでみてください。 |
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父の作品は、当店での取り扱いのみになります。 こちらで紹介する作品は、全て1点モノになり注文を受ける時点で完売御礼となります。 また、昨年叙勲をもらった父は今年71歳(2022年時点)、モノ作りの最終章に入りました。 これから制作する作品は、当店にとって新垣家にとって全て価値の高いモノになりますので、父の哲学観をご理解頂きまして、 |
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■注意とお願い | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作品には、少しヒビがあります。とても浅いヒビなので耐久的にも全く問題はないのですが、ぜひ御理解頂いて購入ください。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
魔除け金獅子 「風神・雷神シーサー」(大) 作 新垣信一 |
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作品情報 高さ(最大寸法)約43.8cm 横幅(最大寸法)約37cm 奥行(最大寸法)約24.5cm 重量 約9.22キロ |
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生産地 日本(沖縄) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
価格385,000円(税込) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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当店は全てのシーサーを守り神として大切にお届け致します。また、毎月、月の終わりにお届けしたシーサーが、 先々で沢山の幸せを守るように妻と一緒に「御嶽(うたき)」と呼ばれる沖縄各地にある聖域で祈念しています。 また写真は、窯の前で祈る父です。父を始め当店が取り扱うシーサーは、職人さんが自分のもてる業や魂をこめて制作した本物の シーサーです。どんな時でも導いてくれる守護神としていつまでも鎮座しますように心からお祈り申し上げますし、またお届け した作品が、皆様の守護神として活躍する事を確信しています。 |
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沖縄を知る・伝える・創造する! しまんちゅ工房:沖縄県与那原町字上与那原364−1 電話/FAX 098-946-3035 代表者 新垣 信人 Copyright (C) 2010 shimancyu-koubou All Rights Reserved. 禁無断複製、無断転載、 このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの 無断転載を禁じます。 |
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