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魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
 
 

父の作品「オーグスヤーシーサー」をご紹介いたします。この作品は、父が成型し、私が釉薬を施した親子合作です。

父は新垣瓦工場の二代目として瓦、花鉢、レンガを制作しながら、屋根シーサーを手がけてきました。
かつては釉薬を使用しませんでしたが、今では専用の窯で焼成し、沖縄の色を取り入れたシーサーを制作しています。

今回の作品「オーグスヤーシーサー」は、私たちにとっては新しい色になるのですが、沖縄伝統の色になっています。

 
 
 
 
 
 
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
 
 

オーグスヤーは、沖縄の伝統工芸「やちむん」に使用される釉薬の一種で、その青緑色が特徴です。
この釉薬は、琉球王国時代に中国から輸入された青磁を模倣して作られたもので、「琉球青磁」とも呼ばれています。

また、オーグスヤーは、「銅緑失透釉」としても知られており、光の加減によって色合いが変化する独特の美しさを持っています。
この釉薬を施したやちむんは、沖縄の自然と伝統を反映した作品として知る人ぞ知る!そんな伝統的な釉薬となっています。

 
 
 
 
 
 
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
   
  父と私にとっては新しい色ですが、沖縄にとっては伝統中の伝統の色になります。
そして数ある釉薬の中でも沖縄では最高峰の色だと思っています。というのも釉薬は、ほとんどが和名が付けられていて販売されて
います。
その中でも沖縄の方言が当たり前に使われている訳には歴史があるからです。

そして今回使用した釉薬は、草葉善兵衛商店さんの釉薬「オーグスヤー」
この釉薬は、草葉善兵衛商店さんが独自に開発した釉薬です。草葉善兵衛商店さんは創業1805年です。

今の当主が12代目、10代目の時に沖縄と縁が沢山重なって沖縄に支店が出来るのですが、その御縁を元に独自で「オーグスヤー」
を開発されました。
オーグスヤーには勿論和名があります。「銅緑失透釉」別名琉球青磁なのですが、そんなに青が出る色ではないんですね。
そして私は、この和名の方がこの色をとても良く表しているように思います。
 
 
 
 
 
 
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
 

どうでしょうか?綺麗な真珠色が出たと思います。これで「真珠色」シルバーから緑。青緑、黄色まで幅広い色が出たと思います。

改めて「オーグスヤー」という名前なのですが、沖縄では薬の事を「ぐすい」と呼んだりします。
また青あざの事を方言で僕達は「おーるー」と呼びます。という事から青い釉(うわぐすり)という事なのかなーと思うのですが、
諸説色々ありそうですし、またなんで濃い青じゃないんだろう?とも思います。

人間国宝になった金城次郎さんは生前、沖縄の焼き物は煌びやかさは似合わないと表現されたようです。たしかに、
金城次郎さんの作品は、どこかニブイ色です。なんていうんだろう華やかさとは対照的に沖縄では、ソテツ地獄とか辛い時代も
あります。とくに慢性的な水不足、そして台風。

また金城次郎さんは戦争も体験しています。
煌びやかな沖縄の「蒼さ」ではなくて、日常にある生活に染みこんだ魂の部分を表現するとしたら、鮮やかな青よりも「逞しい青」

それがオーグスヤーの色なのかなと思います。

という事でまだまだ勉強しながらも私が感じたオーグスヤーの原風景かな?と感じた沖縄の写真を紹介します。

写真で感じる事ができる何かを取り入れた青がオーグスヤーになるのかな?とこの時点ではそう思っています。
この色に取り組んでまた思考したいと思います。

 
 
 
 
 
 
那覇市の裏道
 
 
 
那覇市金城町の石畳み
 
 
 
那覇市の壺屋通り
 
 
 
那覇市の崇元寺にあるガジュマル
 
 
 
 
 
 
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
 
  また瓦工場を経営していた二代目らしく、目線が下になったい位置に設置する型となっています。目線を下に向けたデザインは、
見上げることで力強さと威厳を感じさせ、その場の雰囲気を引き立てます。

足元から最低でも160cm上にないと目線が合わないようになっていますが、置き方に決まりはありませんので、
好きな場所に好きな角度で設置してください。
 
   
   
   
   
   
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
   
 

今回も難しかったです。
釉薬は配合はもちろん、水はmlで粉薬はgで図るなどテストピースで何回も実験を重ねていくわけですが、なんといっても
塗る厚みで変る所が本当に面白い。そしてシーサーには複雑な線と形をもっています。
釉薬がたまりやすい所に流れやすい場所、そしてなんといっても素地となる陶土、つまり自然素材は取扱いが難しい。
破損するリスクもある。そして手間暇もすごい!成型して何か月の自然乾燥させて、素焼きして釉薬を施して本焼き、ようやく
出来てきたと思ったら破損のリスクもある・・・。

でもその分、3Dプリンターでも再現出来ない絶妙な色と造詣があるように思っています。

ただ、テクノロジーの進化のお蔭で、新素材に関しては手びねりでは出来ない、つまり人の手では出来ない造詣を3Dプリンター
では可能にしています。

でもです(^^)自然素材、つまり土や釉薬といった素材だけはこれからも3Dプリンターでは再現不可だとするなら、
陶芸は人類に残された最後の芸術の一つだと私は思っています。

   
   
   
   
   
   
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
台風で練磨された魔除け獅子
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
   
  ■古代のパワー、魔除けのうずまき
   
 

シーサーに施される「うずまき模様」実は獅子としての装飾もそうですが、「うずまき」じたいに魔除けの意味があるそうです。

古代から「うずまき」にはパワーが秘められているようで、さまざまな地域で「うずまき」の模様を魔除けや
スピリチュアルとして扱っていたようです。

色々と説はありますが、太陽や台風、天体、さらにはDNAの螺旋など「うずまき」が持つ神秘性に惹かれます。

また、沖縄という土地は毎年のように台風の影響をうけます。災害が多いこの国ですが逞しく、さらに「潔さ」を美として常に
前向きに今日まで発展してこれたのは、災害で鍛え抜かれたその高い精神力と共同する和の心だと思うのです。

その象徴としてシーサーは文化として沖縄に定着し、多様な進化をとげ今もなお私達の篤い信仰の中に生き続けています。

   
   
   
   
   
   
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
   
  ■シーサーの眼差し、父の闘志
   
 

父の作品を見るのが好きです。不安な時、シーサーの顔を見ると僕にも流れる父の強さが湧き上がります。

父は長い間の苦難や逆境を乗り越えてきた経験を持っています。その経験が作品に反映されており、それが強さや優しさとして
表現されています。

父がシーサーにこだわる理由は、「魔除け」としての役割にあります。皆さんが抱える悩みや困難を払拭し、守護してくれる存在
としてのシーサーを作り上げています。

また、父の作品は、私たちが本来持っている強さや優しさを引き出してくれる守護神のような存在だと思います。
その作品を通じて、私たちは自分自身の内に秘めた力や優しさに気づき、それを活かすことができるのです。

だからこそ、父の作品は多くの皆さんにとって心の支えとなり、感銘を与えるのだと思います。私もその一人です。
父の作品を通じて、強さと優しさを感じながら、日々を過ごしていきたいと思います。

   
   
   
   
   
   
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
   
  ■感謝に溢れる制作の夜
   
 

父は一本の線に自身の精神を集中させ、その一瞬一瞬を大切にしています。

特に夜の制作にこだわっています。夜は心の中に自身の弱さや葛藤が浮かび上がりやすい時間ですが、父はそれと闘いながら
魔除け獅子としての作品を創り上げています。

夜の制作は父にとって重要なプロセスであり、自身の内なる弱さと向き合いながら、魔除け獅子としての力強さを引き出すための
時間となっています。

このような父の制作の姿勢や熱意は、作品にも反映されています。一つ一つの線に父の闘志と精神が込められており、
その作品からは強さと魅力が溢れています。

ただ最近は、自身の弱さという事よりも感謝に包まれる瞬間が多いそうです(^^)

   
   
   
   
   
 
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
   
  正面向きの伏せ型は、後ろ姿が凛々しい・・・。という事よりもとっても可愛らしい姿になっています。

尾を高くあげた姿勢は健気に見えて愛着が湧きます。正面からは頼もしい姿もこうして後ろから見る事で作品への愛と守護神への
感謝が芽生えてくる型になっています。
   
   
   
   
   
   

白毫
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一

   
  ■父の名なき作品、永遠の存在
   
 

父の作品には、父の哲学観である「白毫」(びゃくごう)という神としての目覚めが最後の最後に宿ることで、獅子が荒ぶる獣から
神聖な存在へと変わる概念が込められています。

この守り神としての誕生は、魔除け獅子としての役割を果たす重要な要素だと強く信じています。

父は自分の名前を作品に刻むことはありません。それは父の謙虚さという事よりも作品自体が守護神となることを信頼している
証でもあります。

それによって、作品は個人の一時的な存在ではなく、永遠の存在となり、多くの人々の慶びと守りとなると考えています。

   
   
   
   
   
   
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
   
  ■伝説の職人との御縁
   
 

こんなに細かい造形を施す職人さんは限られています。細かい造形だと破損する可能性が高まるからですが、小さい頃から陶土
を知り尽くした職人の技です。

また、祖父が運営していた時期に、シーサー制作の伝説の島常賀さんに土を提供していたほど、父は土の性質を小さい頃から身に
着けています。遊ぶのは泥岩(くちゃ)だけだったそうです。今では考えにくいですが、戦後間もない沖縄ではモノが無い時代です。
ですから、父にとってモノ作りは自然と小さい頃から身に着けていたことになります。

   
   
   
   
   
   
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
   
 

設置場所など、設置台を含めてご相談にのりますのでぜひお気軽にお問い合わせください。

098-946-3035

店長あらかきまで tentyou@shimancyu-koubou.com

基本的にはシーサーは置きたいところへ置くのが一番だと思っています。その場所で大切な時間と大切な人と大切なことやモノと
過ごされるのは他でもなくあなたご自身です。
本来持っている感性を信じてぜひ、置きたい場所へ設置してください。

   
   
   
   
   
   
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
   
  ■優雅さの極みと質感の至高
   
 

陶芸の世界においては稀な存在となる父のシーサーは、非凡な質感と優れた耐久性を兼ね備えています。

その秘密は、厳選された高品質の細目陶土と焼成の工程にあります!

通常、陶芸作品には縮小率を考慮して粗目の陶土が使用されますが、父はその常識を打ち破り、細目陶土を選択しました。
この選択により、シーサーは緻密で均一な質感を手に入れ、独特の美しさを放つことができました。
指先で触れる滑らかな感触は、その優雅さと芸術性を象徴しています。

また、大きなサイズのシーサーにおいては、縮小率による焼成のリスクが懸念されます。
それを解決するため、父は焼成時間を通常よりも倍の時間をかけています。

この緻密な焼成工程により、シーサーは強度を増し、長い間ご使用いただけるほどの耐久性を備えています。

   
   
   
   
   
 
この道50年
   
 

父の作品への想いと制作姿勢もぜひ、読んでみてください。

私たち家族の物語です。読んでみてください。

   
   
   
 

 

   
   
最終章
   
 

父の作品は、当店での取り扱いのみになります。

こちらで紹介する作品は、全て1点モノになり注文を受ける時点で完売御礼となります。

また、昨年叙勲をもらった父は今年71歳(2022年時点)、モノ作りの最終章に入りました。

これから制作する作品は、当店にとって新垣家にとって全て価値の高いモノになりますので、父の哲学観をご理解頂きまして、
購入頂けましたら嬉しく思います。

   
 

 

   
   
   
   
   
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一
   
  ■特別価格のご提案
   
  父は、細目という大きなシーサーには使用しないきめの細かい陶土を使用して1230℃の高温で焼成しています。
ヒビは本来あってならないのですが、隠さず皆さんに御理解頂いて購入してもらっています。今回も浅いヒビで強度的には全く問題
ないのですが少し多めに出てしまったので特別価格をご用意いたしました。
※とてもお得な作品だと逆に皆さんにオススメしたいほどなので安心して購入ください。
   
   
   
   
   
   
  魔除け獅子(尻上がり)「オーグスヤーシーサー」 作 新垣信一 魔除け獅子(尻上がり)
「オーグスヤーシーサー」
作 新垣信一
   
  作品情報
高さ(最大寸法)約49cm
横幅(最大寸法)約21cm
奥行(最大寸法)約43cm
重量 約10.89キロ
   
  生産地 日本(沖縄)
     
  特別価格330,000円(税込)
   
 
   
   
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当店は全てのシーサーを守り神として大切にお届け致します。また、毎月、月の終わりにお届けしたシーサーが、
平安を守るように妻と神社やお寺で祈念しています。
また写真は、窯の前で祈る父です。父を始め当店が取り扱うシーサーは、職人さんが自分のもてる業を魂こめて制作した本物の
シーサーです。皆様にいつまでも平安が訪れると僕は確信しています。

       
 
 
       
 
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