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はいさい!しまんちゅ工房 店長の新垣と申します。早速ですが父の作品をご紹介いたします。 沖縄産のシーサーには大きく分けて3種類の型があります。身体が横を向いている立横と言われている作品と、伏せて尻尾が上って 父いはく、この身体も正面を向いている作品が一番制作しづらいそうです。 なぜかと簡単に説明しますと、このタイプは躍動感がほとんどないからです。とてもシンプル。だからこそ難しい。 躍動感のない形でいかに魔除け獅子としての迫力を出していくのか?また無駄のない形だからこそ明確になる存在感 更には、オスとメスのバランスにとても気を使うそうです。シンプルだからこそ難しい。 なので実は、このタイプのシーサーは少ないんです(^^) |
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正面から見ると小さく見えるのですが、横から見ると奥行きがありますので堂々とした作品だと分ります。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シンプルだからこそ、伝統的な形だからこそ、生まれる質感があります。沖縄は琉球石灰岩で制作された村落獅子が各地にあるの ですが、その村落獅子に多いのがこの身体も正面を向いている型です。 |
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■優雅さの極みと質感の至高 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
陶芸の世界においては稀な存在となる父のシーサーは、非凡な質感と優れた耐久性を兼ね備えています。 その秘密は、厳選された高品質の細目陶土と焼成の工程にあります! 通常、大きい作品には縮小率を考慮して粗目の陶土が使用されますが、父はその常識を打ち破り、細目陶土を選択しました。 また、大きなサイズのシーサーにおいては、縮小率による焼成のリスクが懸念されます。 この緻密な焼成工程により、シーサーは強度を増し、長い間ご使用いただけるほどの耐久性を備えています。 |
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■古代のパワー、魔除けのうずまき | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シーサーに施される「うずまき模様」実は獅子としての装飾もそうですが、「うずまき」じたいに魔除けの意味があるそうです。 色々と説はありますが、太陽や台風、天体、さらにはDNAの螺旋など「うずまき」が持つ神秘性に惹かれます。 また、沖縄という土地は毎年のように台風の影響をうけます。災害が多いこの国ですが逞しく、さらに「潔さ」を美として常に その象徴としてシーサーは文化として沖縄に定着し、多様な進化をとげ今もなお私達の篤い信仰の中に生き続けています。 |
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■島風を纏った伝統の輪、浄化の力を秘めて | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
古の時代より、我々の文化には特別な意味を持つ「輪」が存在してきました。茅の輪くぐりとして知られる伝統行事は、これを通過 今回の作品には、この古来の輪の象徴性を、現代の感性で再解釈し取り入れています。父が独自に考案した装飾の輪は、 この作品を設置する場所は、ただの空間ではなく、風の通り道、浄化の場所となります。風が吹き抜けるたび、その場所の空気は 古き良き伝統と、新しい解釈が織り成すこの作品は、私たちの心を癒し、守り続ける存在となることを確信しています。 |
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■シーサーの眼差し、父の闘志 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
父の作品を見るのが好きです。不安な時、シーサーの顔を見ると僕にも流れる父の強さが湧き上がります。 父は長い間の苦難や逆境を乗り越えてきた経験を持っています。その経験が作品に反映されており、それが強さや優しさとして 父がシーサーにこだわる理由は、「魔除け」としての役割にあります。皆さんが抱える悩みや困難を払拭し、守護してくれる存在 また、父の作品は、私たちが本来持っている強さや優しさを引き出してくれる守護神のような存在だと思います。 だからこそ、父の作品は多くの皆さんにとって心の支えとなり、感銘を与えるのだと思います。私もその一人です。 |
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■感謝に溢れる制作の夜 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
父は一本の線に自身の精神を集中させ、その一瞬一瞬を大切にしています。 特に夜の制作にこだわっています。夜は心の中に自身の弱さや葛藤が浮かび上がりやすい時間ですが、父はそれと闘いながら 夜の制作は父にとって重要なプロセスであり、自身の内なる弱さと向き合いながら、魔除け獅子としての力強さを引き出すための このような父の制作の姿勢や熱意は、作品にも反映されています。一つ一つの線に父の闘志と精神が込められており、 ただ最近は、自身の弱さという事よりも感謝に包まれる瞬間が多いそうです(^^) |
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細部に宿る父の信念が好きです。シンプルだけども、何度も何度も丹念に線を入れたり形を整えたり、父のモノ作りは遅いですが、 その遅さは守護神として魔除けとしての作品を制作しているのだという気迫と責任感だと思います。 その気迫と信念を感じて頂けたら嬉しいです。 |
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■父の名なき作品、永遠の存在 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
父の作品には、父の哲学観である「白毫」(びゃくごう)という神としての目覚めが最後の最後に宿ることで、獅子が荒ぶる獣から 父は自分の名前を作品に刻むことはありません。それは父の謙虚さという事よりも作品自体が守護神となることを信頼している |
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■伝説の職人との御縁 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
こんなに細かい造形を施す職人さんは限られています。細かい造形だと破損する可能性が高まるからですが、小さい頃から陶土 また、祖父が運営していた時期に、シーサー制作の伝説の島常賀さんに土を提供していたほど、父は土の性質を小さい頃から身に
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■後ろ姿に宿る父の誇りと信念 |
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後姿も素晴らしいです!息子の僕がいうと説得力にかけますが、日本一の魔よけ獅子だと思います。 政治家としてもそうでしたが、どんなときもまっすぐであり、曲がったことを嫌いました。父の内には強い信念が宿っており、 また父は常に前向きであり、愚痴を聞いたことがありません。父は常に自身の信念に基づいて行動し、困難な状況に直面しても |
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父の作品への想いと制作姿勢もぜひ、読んでみてください。 |
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父の作品は、当店での取り扱いのみになります。 こちらで紹介する作品は、全て1点モノになり注文を受ける時点で完売御礼となります。 また、昨年叙勲をもらった父は今年71歳(2022年時点)、モノ作りの最終章に入りました。 これから制作する作品は、当店にとって新垣家にとって全て価値の高いモノになりますので、父の哲学観をご理解頂きまして、 |
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「魔除け獅子」 立正面シーサー(赤) 作 新垣信一 |
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作品情報 高さ(最大寸法)約33.3cm |
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生産地 日本(沖縄) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
価格220,000円(税込) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
※送料無料でお届け致します! | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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当店は全てのシーサーを守り神として大切にお届け致します。また、毎月、月の終わりにお届けしたシーサーが、 先々で沢山の幸せを守るように妻と一緒に「御嶽(うたき)」と呼ばれる沖縄各地にある聖域で祈念しています。 また写真は、窯の前で祈る父です。父を始め当店が取り扱うシーサーは、職人さんが自分のもてる業や魂をこめて制作した本物の シーサーです。どんな時でも導いてくれる守護神としていつまでも鎮座しますように心からお祈り申し上げますし、またお届け した作品が、皆様の守護神として活躍する事を確信しています。 |
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沖縄を知る・伝える・創造する! しまんちゅ工房:沖縄県与那原町字上与那原364−1 電話/FAX 098-946-3035 代表者 新垣 信人 Copyright (C) 2010 shimancyu-koubou All Rights Reserved. 禁無断複製、無断転載、 このホームページに掲載されている記事・写真・図表などの 無断転載を禁じます。 |
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