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青いシーサー/トルコブルー
 
 
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風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一
 
 

父の作品をご紹介いたします。こちらの作品名は「風神・雷神シーサー(弐)」

風神雷神図屏風は、日本の伝統や歴史に深く刻まれていて、俵屋宗達が描いた風神・雷神は、何世紀にも渡って私たちの魂に刻まれた
国宝の名に相応しい美術であり、最高傑作と呼ばれる神の声のような作品だと思っています!

その歴史ある「風神・雷神」をコンセプトにして制作した父の作品なのですが、シーサーという守り神を崩さず風神様と
雷神様を取り込む。

この一点に置いて父が思慮しながら形にしました。
精緻に彫り込まれた、たてがみや尾の部分は、ただの装飾を超えて、強い風の力や雷の力など神秘的なエネルギーを表現する手段
として機能しています。

このディテールの背後には、風神・雷神の持つ無限の力と奥行きを感じさせる意識が込められています。
単に形を模倣するのではなく、その背後にある深い意味や歴史を尊重し、新たな作品としての命を吹き込む父の挑戦が、
「風神・雷神シーサー」の中に息づいています。

この作品が多くの人々に「傑作」と評価されるように、今後はシリーズ化してきます。
この作品はその第弐弾になりますので「風神・雷神シーサー(弐)」と名付けました。

 
 
 
 
 
 
風神
 
 

日本の古代から続く神話には、自然現象や四季の変わり目を司る多くの神々が登場します。

中でも風神は、荒々しい風を操ることから、古代の人々に畏怖されつつも、豊穣や繁栄をもたらす存在として崇められてきました。
風神は、日本各地の神社や寺院においても祀られ、風の力を利用する航海や農業の発展に大きく貢献してきたと言われています。

   
   
   
   
   
   
雷神
   
 

また雷神は、日本の神話において、轟く雷鳴と共に天空を支配する力強い神として描かれています。

古来より、人々はその壮絶な力に恐れをながらも、豊かな作物を育む雨をもたらす恩恵に感謝を捧げてきました。
神社や寺院に祀られる雷神は、荒ぶる自然現象の制御者であり、農耕文化の保護者でもあります。

この神々しい存在は、不思議な力で人々の生活を守り、そして繁栄をもたらす象徴として、今もなお敬われ続けています。

一方、沖縄のシーサーは、沖縄独自の文化と結びつきながら今日まで進化してきました。
シーサーは邪気を払い、村や家を守る守護神として、屋根や門の上に飾られることが多く、沖縄の風物詩ともなっています。
シーサーの力強い姿や鋭い眼差しは、邪悪なものを寄せ付けず、安寧と繁栄をもたらすシンボルとして古くから信じられてきました。

今回、この二つの歴史と伝統を繋ぎ、父の手によって新たな守護神「風神・雷神シーサー」が誕生しました。

   
   
   
   
   
   
   
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一「斜めから撮影」
   
  父が手がけたこの風神・雷神シーサーは、沖縄の伝統と力強い自然現象を象徴しています。

左の雷神は雄々しくも神秘的な力を宿し、右の風神は猛々しさと共に豊穣をもたらす風の動きを表しています。
渦巻く髪は、風と雷の力強いエネルギーを感じさせる一方で、守護としての威厳を示しています。

このペアは、自然の神々の力を身近に感じさせ、その場を神聖な雰囲気で満たします。父の想いが込められたこれらの作品は、
どの空間にも独特の美しさと存在感を与えてくれます。
   
   
   
   
   
   
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一「風神シーサーの頭上」
   
 

風神の猛々しさと優雅さをシーサーに託して表現したいとの思いから、この渦巻き模様ならぬ鬣(たてがみ)を施しています。

この模様は、風の動きや力を象徴するものとして、古代からの伝統的な意匠として見られますが、シーサーの土色の質感と相まって、鬣は風神の力を感じさせ、一方でシーサー自体の守護の役割や神聖さをも強調しています。

このスタイルは、風の力とシーサーの神秘を同時に伝えるための独自の解釈をした父のアイディアです。

皆様に風神の力とシーサーの守護の精神が融合した独特の美しさと力強さを感じていただきたく、このデザインに込めた父の想いを、体感して頂けたら嬉しいです。

   
   
   
   
   
   
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一「雷神シーサーの頭上」
   
 

一方の雷神は、力強い雷鳴とともに天を駆ける姿で知られ、その壮大なエネルギーは古来より人々を畏敬させ、同時に土地を潤し
作物に恵みをもたらす重要な神として崇められてきました。

神話においては、雷を鳴らす槌を振るい、天空から力強い音を響かせることで、悪霊を退散させ、人々の生活を守る役割を果たし
ています。
この雷神シーサーのデザインは、そんな雷神の荘厳さとパワーを具現化したもので、どの家庭にも不動の守護と豊かな恵みを
もたらすでしょう。
父がこのシーサーに込めた深い敬意と、豊穣を願う気持ちは、作品の一つ一つの細部に息づいています。

   
   
   
   
   
   
   
   
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一「口を閉じたメスの顔写真」
   
 

細部に至るまで丁寧に彫り込まれた渦巻きの模様や、それぞれのシーサーが放つ独特の表情は、父の長年の経験と高い技術、
そして作品への深い愛情を物語っています。

父が土をこねる姿や、一つ一つの線を丁寧に描く様子を見てきました。その姿勢や熱意、そして父の制作する作品から放たれる独特
の魅力は、私にとっての誇りであり、尊敬の念を感じずにはいられません。

このシーサーはただの装飾品としての役割だけではなく、魔除けや守護神としての役割を果たし、私たちの家を守ってくれます。
その存在感と、父の情熱が込められた技術は、この作品から伝わってくると確信しています。

父の制作する各作品は、彼の人生哲学や信念が込められており、それを通して父の深い愛情や情熱を感じることができます。
私はこれからも、父の作品を通して父の技術や哲学を広めていきたいと考えています。

 
 
 
 
 
 
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一「斜めから撮影」
 
 

父の生き方から、仕事への誠実さ、謙虚さ、そして感謝の姿勢を学びました。

経営者であり政治家でもある父の高い精神力は、今日の制作活動にも反映されています。
風神と雷神シーサーの作品には、その力強いエネルギーと細やかな感謝の心が込められており、それぞれの作品からは、
父の尊敬に値する経験と姿勢がうかがい知れます。

父の手から生まれるシーサーは、ただの彫刻以上のものを私たちに伝えています。

 
 
 
 
 
 
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一
 
  この風神シーサーの咆哮する表情は、自然の躍動と神々の力を体現しています。

父が精巧に創り出したこの表情には、風の神の荒ぶる力と、それを鎮め、導く守護者の威厳が込められています。
渦巻き模様の鬣が風を巻き起こし、その一吹きで周囲を清め、悪を払いのける力を持っているとされます。

このシーサーは、その場にいるだけで強いエネルギーを感じさせ、見る者にインスピレーションを与えてくれます。
 
   
   
   
   
   
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一
   
 

誰の人生もそうですが、平坦ではなく「山あり谷あり」そしてその先も「人生万事塞翁が馬」で、死がせまるその時まで人生は
分かりません。

父も例外なく、そして息子の僕から見て何度も試練を乗り越えてきた強さもあり、そして愛情豊かな人です。

その経験値が作品には込められていると思います。そんな父についてはコチラをご覧ください。

   
   
   
   
   
   
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一「うずまき」
台風で鍛えられた魔除け獅子
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一「うずまき」
   
  □古代のパワー、魔除けのうずまき
   
 

シーサーに施される「うずまき模様」実は獅子としての装飾もそうですが、「うずまき」じたいに魔除けの意味があるそうです。

古代から「うずまき」にはパワーが秘められているようで、さまざまな地域で「うずまき」の模様を魔除けや
スピリチュアルとして扱っていたようです。

色々と説はありますが、太陽や台風、天体、さらにはDNAの螺旋など「うずまき」が持つ神秘性に惹かれます。

また、沖縄という土地は毎年のように台風の影響をうけます。災害が多いこの国ですが逞しく、さらに「潔さ」を美として常に
前向きに今日まで発展してこれたのは、災害で鍛え抜かれたその高い精神力と共同する和の心だと思うのです。

その象徴としてシーサーは文化として沖縄に定着し、多様な進化をとげ今もなお私達の篤い信仰の中に生き続けています。

   
   
   
   
   
   


茅の輪くぐり

   
  □島風を纏った伝統の輪、浄化の力を秘めて
   
 

古の時代より、我々の文化には特別な意味を持つ「輪」が存在してきました。茅の輪くぐりとして知られる伝統行事は、これを通過
することで身を清め、邪気から身を守る力があると信じられてきました。

今回の作品には、この古来の輪の象徴性を、現代の感性で再解釈し取り入れています。父が独自に考案した装飾の輪は、
ただの飾りではありません。風を受け取り、それを浄化し、周りの空間に優しく放つ。まるで、南の島の風がそっと吹き抜けて
いくような、温もりと清々しさを感じさせます。

この作品を設置する場所は、ただの空間ではなく、風の通り道、浄化の場所となります。風が吹き抜けるたび、その場所の空気は
清らかに、そして心地良くなることでしょう(^^)

古き良き伝統と、新しい解釈が織り成すこの作品は、私たちの心を癒し、守り続ける存在となることを確信しています。

   
   
   
   
   
 
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一「後ろ姿」
   
 

この獅子の後ろ姿にも施された一つ一つの細かい線や曲線には、制作者である父の強い意志と信念が込められています。
まっすぐな背筋、力強く煌めく毛並み、それは彼の不屈の精神を形にしたかのようです。

そして、「風神」と「雷神」に施された明確な特徴も良く現れていると思います。

正面から見る姿も美しいですが、後ろ姿には父の人生の歴史と哲学、そして絶えず前を向いて進んできた姿勢が刻み込まれています。この魔よけの獅子は、家族の誇りと、そして未来への願いを持った存在です。

また、見る角度や位置によって、その表情や姿勢が変わり、その都度、新しい発見や感動を与えてくれます。
日本一の魔よけ獅子としてだけでなく、一家の象徴としても、その存在感を放っています。

   
   
   
   
   
   
白毫
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一「シーサの顔を拡大」
   
  □父の名なき作品、永遠の存在
   
 

父の作品には、父の哲学観である「白毫」(びゃくごう)という神としての目覚めが最後の最後に宿ることで、獅子が荒ぶる獣から
神聖な存在へと変わる概念が込められています。

この守り神としての誕生は、魔除け獅子としての役割を果たす重要な要素だと確信しています。

父は自分の名前を作品に刻むことはありません。それは父の謙虚さという事よりも作品自体が守護神となることを信頼している
証でもあります。

それによって、作品は個人の一時的な存在ではなく、永遠の存在となり、多くの人々の慶びを護る存在になると確信しています。

   
   
   
   
   
   
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一 「風神シーサーの尾を拡大撮影」
   
  □伝説の職人との御縁
   
 

こんなに細かい造形を施す職人さんは限られています。細かい造形だと破損する可能性が高まるからですが、小さい頃から陶土
を知り尽くした職人の技です。

また、祖父が運営していた時期に、シーサー制作の伝説の島常賀さんに土を提供していたほど、父は土の性質を小さい頃から身に
着けています。遊ぶのは泥岩(くちゃ)だけだったそうです。今では考えにくいですが、戦後間もない沖縄ではモノが無い時代です。
ですから、父にとってモノ作りは自然と小さい頃から身に着けていたことになります。

   
   
   
   
   
   
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一 「真上からの撮影」
   
  真上からの撮影によって、風神と雷神シーサーそれぞれの魅力が際立ちます。
風神の流れるような鬣は穏やかな風の動きを、雷神の鋭い角は雷鳴と共に迫る力強い存在感を表しています。

両者が一緒にいることで、自然の調和と相反する力の美しさがより強調され、観る者にそれぞれの神が司る自然のエネルギーを
感じさせます。
父の作品は、守護と力のシンボルとして、どの家庭にも安らぎと活力をもたらします。
   
   
   
   
   
   
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一
   
 

※設置場所など、設置台を含めてご相談にのりますのでぜひお気軽にお問い合わせください。

098-946-3035

店長あらかきまで tentyou@shimancyu-koubou.com

基本的にはシーサーは置きたいところへ置くのが一番だと思っています。その場所で大切な時間と大切な人と大切なことやモノと
過ごされるのは他でもなくあなたご自身です。
本来持っている感性を信じてぜひ、置きたい場所へ設置してください。

   
   
   
   
   
   
風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一
   
  ■優雅さの極みと質感の至高
   
 

陶芸の世界においては稀な存在となる父のシーサーは、非凡な質感と優れた耐久性を兼ね備えています。

その秘密は、厳選された高品質の細目陶土と焼成の工程にあります!

通常、陶芸作品には縮小率を考慮して粗目の陶土が使用されますが、父はその常識を打ち破り、細目陶土を選択しました。
この選択により、シーサーは緻密で均一な質感を手に入れ、独特の美しさを放つことができました。
指先で触れる滑らかな感触は、その優雅さと芸術性を象徴しています。

また、大きなサイズのシーサーにおいては、縮小率による焼成のリスクが懸念されます。
それを解決するため、父は焼成時間を通常よりも倍の時間をかけています。

この緻密な焼成工程により、シーサーは強度を増し、長い間ご使用いただけるほどの耐久性を備えています。

   
   
   
   
   
 
この道50年
   
 

父の作品への想いと制作姿勢もぜひ、読んでみてください。

   
   
   
 

 

   
   
最終章
   
 

父の作品は、当店での取り扱いのみになります。

こちらで紹介する作品は、全て1点モノになり注文を受ける時点で完売御礼となります。

また、昨年叙勲をもらった父は今年71歳(2022年時点)、モノ作りの最終章に入りました。

これから制作する作品は、当店にとって新垣家にとって全て価値の高いモノになりますので、父の哲学観をご理解頂きまして、
購入頂けましたら嬉しく思います。

   
 

 

   
   
   
   
  風神・雷神シーサー「弐」 作 新垣信一 風神・雷神シーサー「弐」
作 新垣信一
   
  作品情報
高さ(最大寸法)約47cm
横幅(最大寸法)約43cm
奥行(最大寸)約28cm
重量 約11.7キロ
   
  生産地 日本(沖縄)
     
  価格583,000円(税込)
   
 
   
  ※送料無料でお届け致します!
   
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当店は全てのシーサーを守り神として大切にお届け致します。また、毎月、月の終わりにお届けしたシーサーが、
平安を守るように妻と神社やお寺で祈念しています。
また写真は、窯の前で祈る父です。父を始め当店が取り扱うシーサーは、職人さんが自分のもてる業を魂こめて制作した本物の
シーサーです。皆様にいつまでも平安が訪れると僕は確信しています。

       
 
 
       
 
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シーサーの歴史 シーサーの意味と由来 シーサーの種類 シーサーの置き方

沖縄を知る・伝える・創造する! しまんちゅ工房:沖縄県与那原町字上与那原364−1 電話/FAX 098-946-3035 代表者 新垣 信人

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