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はいさい!(こんにちは)しまんちゅ工房 店長のあらかきです(^^)僕の祖父と父は、シーサーを製作しています。 僕の家業は、1950年創業の赤瓦工場で、小さい頃から焼きモノとシーサーに囲まれて生活してきました。 実は、のちほど御説明致しますが、 シーサーの置き方に「かならずこれ!」という正解はございません。 それは、「人生とは?」 という問に、たくさんの答えがあるように、 置き方にもたくさんの考えがございます。 ただ、祖父も父もシーサーを制作していましたし、私もシーサーを販売する者として、 当店が考えるシーサーの置き方についてご説明いたします。 |
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■シーサーの位置 |
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シーサーの置き方の基本は、シーサーを正面から見て右がオス。口を開いているもの。 左にメス。口を閉じているものをおきます。 それから、シーサーを制作する職人さんが、どんなイメージをもって制作しているのかもとても大切な事です。 最近は、いろんな方がシーサーの置き方を師事しています。結界や風水などなど。 作り手の想いをぜひ参考にして下さい。 シーサーは守り神としてスピリチュアルな要素もありますが、純粋に工芸品としてぜひ本来の手作り工芸品 としての要素も見て下さい(^^) |
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■門柱への設置方法 |
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シーサーを門柱の上に設置するさいは、まず設置する箇所をきれいに磨いてください。 通常天気の良い日では一日で乾燥します。みなさんよく心配されるのは雨や風なので動くことですが、大丈夫です。 ※注 ボンドの使用上をよくお読みになって設置してください。 |
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門柱や玄関前に置くシーサーはやはり背の高いシーサーがオススメです。威風堂々と構えるシーサーは魔除けと してもまた目に入る光景としても最適なシーサーです。 でも!皆さん、実はシーサーを一目みて「おっ!」と想うシーサーがあるようです(^^)お客様とお話しして 感じるのは、シーサーにも御縁があるようです。 |
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■屋内への置き方 |
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シーサーを屋内へ置くときは、かならず置く場所はきれいにしてください。 シーサーをもの扱いせず、守り神として扱えばきっとシーサーも嬉しくなり頑張るハズです。 方角を重視するなら鬼門の北東へ向けてください。ただここで気をつけるのは、方角を気にするあまり 折角のシーサーですのでシーサーのお顔をみたいものです。またシーサーの顔を直視すると心のどこかにある 本でもいろいろとシーサーの置く場所を指導していますが、当店の考える一番の置く場所は、 人には本来、不思議な力をもっています。ぜひ皆さんが置きたいところへ置いていただきたいです。 心を穏やかになるべく深くかんがえずに、第一印象で決めるようにしてください。 |
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屋内で飾るシーサーは、ホーヤーといいまして沖縄の方言で伏せたものという意味です。形としては、横幅と高さが 同じサイズの伏せ横型がオススメです。 |
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■屋根シーサー |
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沖縄では、シーサーは屋根に載せるのが主流でございます。その次に門柱です。 赤瓦の素材はクチャとよばれる黒土とやんばる(沖縄北部)に豊富にある赤土を配合して製作します。 シーサーも素材は黒土と赤土がはじまりですので、県内では赤焼のシーサーが最も多く屋根と門柱に多くみられます |
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■屋外のシーサーのしみ |
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写真のシーサーは、設置してから13年(平成21年時です)経過しています。 当店では、そのしみこそ!守り神として鎮座してきたシーサーの素晴らしい歴史だと考えています! また釉薬をほどこされているシーサーでも長年の風雪の影響で、汚れがでますがときおり水洗いをすれば 写真のシーサーは、私の家の門柱でちぶるシーサーと呼ばれる頭だけのシーサーです。 父が新築したときに祖父のシーサーを設置しました。シーサーは作り手のこころを写すと言われてます。 ちなみに上の写真のシーサーと祖父はそっくりです(^^) 我が家では、このシーサーを代々引き継いで守り神として大事に大事にしていきます。 シーサーに染み込んだ色は、その家を守りぬいた証でもあるのです。 ものを大事にするのは心を豊かにしてくれます。 |
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屋外へのシーサーは、獅子面と呼ばれる壁掛けもオススメです。沖縄は、台風が盛んに来ることもあり、 コンクリート住宅がとても多くございます。そのコンクリート住宅に最適なのが獅子面です。 |
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面シーサー 30cm角 作 宮城勝人 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
■シーサーの置き方について まとめ |
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シーサーの置き方に決まりはない!というのが本当のところです(^^) 皆さん考えてください。オリエント時代のライオンがシルロードを伝わり中国へそして中国から沖縄へ獅子文化とし シーサーの由来と歴史でもご紹介したましたが、とてつもなく長い年月をかけて獅子文化は旅をしてきています。 沖縄にくるまでに、いろいろな形を生みいろんな思想の影響をうけて、しかも! 沖縄に伝わった獅子文化はシーサーとして500年の年月をかけて今日まで変化してきたのです。
最初は一体、対だったり群像だったり、権威の象徴から守護神へそして魔除けに(^^)
王宮や墓前への獅子像が村落獅子としてまた民家には屋根獅子として門柱獅子として壁獅子としてシーサーの身に 人の数ほどシーサーの考え方はあると僕は考えています。
でも僕は、おじーもおとーもシーサーを製作していて小さい頃からシーサーと暮らしていますので 屋根獅子として単体でおく場合には、オス(口が空いているもの)を。 門柱や玄関、床の間に対として置く場合は、シーサーを正面からみて右がオス(口があいている 諸説いろいろございますが、密教の一切諸法の「始め」と「終わり」を意味する「阿吽」を表現した 阿(あ)は万有発生の本体。吽(うん)は万有帰着の知徳。 鬼門(北東)に向けることをオススメいたしますが、ちなみに我が家では全方角へ向けています。 というよりもシーサーがいっぱいいます(^^) 沖縄のシーサーはケンカしません!おおらかで特に「ゆいまーる」の精神を大事にしています(^^) シーサーを置いて確実に幸せになる!という訳ではございません。 でも! 500年守り神として沖縄で愛されたことは事実です。僕もシーサーを強く信じています。 怖いのは、シーサーのせいにしてしまうことです。シーサーを正面から見てください そのシーサーは職人さんが一生懸命製作した作品です。 あなたが見ているシーサーはオリエント時代のライオンがシルクロードを旅して沖縄に伝わり ライオンを見たことがない人達が世の中の平安を祈り獅子を創造してきました。 皆さんもじっとシーサーを見てください。何かを感じるはずです。 「もの」を大事するのは人の心、世の中の平安を心から願うのは、だれでもなく私達ひとりひとり。 家族の幸せを願う心は、紀元前の人たちも同じではないでしょうか? シーサーを見て感じてください。創造してください。皆さんの幸せを心からお祈りしております。 |
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