「しまんちゅ」とは、沖縄の方言で「島人」「島の人」という意味です。

店長の私は、創業６０年以上も続く新垣瓦工場で、７年間モノづくりに励んできました。

父も祖父も職人で、頑固な人でした。

素晴らしい作品を作るのですが、お客様へ十分に作品の魅力を伝える事が出来ていないと実感した私は、

作り手ではなく売り手に回ろう！と思いました(^^)

職人さんってホントに頑固なんです。良い作品を作るために人生をかけてモノづくりに励んでいます。

私はそんな職人さんの「想い」を伝えよう！そして、いつまでも職人さんと現場の視点にたった売り手でありたい！とそんな想いから、セレクトショップですが、「工房」と名付けました。

琉球ガラスは、沖縄で数多くある伝統工芸品の中でも実は、一番歴史の浅い工芸品です。

戦後、この島には資源の少ない時期がありました。その中で、私達の先輩たちは必死にモノ作りに取り組みます。

米軍基地から廃材として出される瓶を再利用してランプのホヤや薬品を入れる瓶など日用品を制作していました。

今でこそ、プラスチックやビニール製が当たり前になりましたが、戦後の日用品として琉球ガラスは、欠かせない存在だったのです。

エコを目的とした再利用ではなく、モノを作る材料を仕入れる事自体が出来なかったのです。

たくさんの困難と希望の中から「琉球ガラス」は生まれ、戦後の復興と共に発展してきました。

琉球ガラスは、私達「しまんちゅ」の誇りなんです。この沖縄という小さな島で起きた苦難の道と希望の光が琉球ガラスの歴史にはあります。

だからこそ、

私たち「しまんちゅ工房」は１００％沖縄産にこだわります。

この地で制作される琉球ガラスを支える事で、しまんちゅの職人さんを応援し、歴史をこの地で引き継いでいきたいのです。

歴史と文化は地域に根差しています。私たちしまんちゅ工房は、沖縄産にこだわる事で、琉球ガラスを文化として世界に発信していきたいのです。

琉球ガラスは、一切電力を使わない完全なる手仕事です。
手作り商品は、私達の暮らしにたくさんの恩恵をもたらしました。

今手作りと呼ばれる商品のほとんどが、機械を導入した大量生産型の手作りです。
私達の扱う琉球ガラスは、ひとつひとつ職人さんが全ての工程に手を加える本物の手作り商品です。

人の手でしか作れない、それは一見ぶこつに見えるかもしれません。
特に機械で制作された商品は一寸の寸法の誤差もなくなります。
その商品と比べると私たちの琉球ガラスは形が悪い作品もあるかもしれません。
でも私達はそこに、人の手を感じます。

しまんちゅ工房では、たくさんの職人さんの想いがこもった手作りの作品を全国の皆さまへお届けしております。

私は、創業６０年を立ち上げた祖父と引き継いだ二代目を父をもち、沖縄のモノづくりの素晴らしさと厳しさを身近で見て育ってきました。

手作りの商品を手に取ると、職人さんが丹念に制作する光景が目に浮かび胸があつくなります。

人と人のつながりが、だんだんとなくなって来ている今、手作りの作品が教えてくれること、

それは、

「モノを大事にすること」

それから、

「モノをゆっくりと眺めるひと時を与えれくれること」

モノを大切にする心は人大切にそして自分を大切にする心につながり、

素朴な美しさを眺めるひと時は、私たちに小さな幸せを気づかせてくれます。

しまんちゅ工房からお届けする作品たちが、皆さまの忙しく過ぎる毎日のなかで、小さな幸せを見出す宝物になりますように。

沖縄からあたたかい島風と共に、皆さまにとって故郷のような懐かしいおもてなしで勤めてまいります。

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